RISE ISOBE

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記憶を重ね可視化する抽象表現

岩手県盛岡市出身/長岡造形大学卒業

無数の視覚情報の重なりから立ち現れる「像の発生」に関心を持ち、制作を行っている。主にスマートフォンで記録した日常の写真を素材とし、それらを大量に重ね合わせることで画面を構築する。その過程で、意図せず浮かび上がる形態やイメージを起点に、加筆や削除を繰り返しながら像を定着させていく。

このプロセスは、臨死体験における走馬灯や花畑現象のように、記憶の断片が非線形に現れる感覚と通底している。画面上に現れる像はあらかじめ計画されたものではなく、意識と無意識の境界で生成される発見に近い。
完成した作品は一見すると抽象的なイメージとして立ち現れるが、その実態は具体的な記録の堆積である。鑑賞者がそれぞれの記憶や感覚を重ね合わせることで、異なる像を見出す余地を持つ。

こうした制作を通して、「見る」という行為の不確かさや、多層的な知覚のあり方を探求している。

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