蘭陵王

蘭陵王の童舞 おめでたい時に。

舞楽には童が舞うことのできる童舞がありますが、この蘭陵王もその一つです。北斎の蘭陵王長恭は容姿があまりにも美しかったので、常に厳めしい仮面をつけて戦場に臨み、周の大軍を破り、その武勇は轟きました。人々はこれを喜び祝い、この舞を作ったと伝えられています。大人が舞う時は、厳めしい龍頭の面をつけますが、童の時は天冠と挿頭花(かざし)をつけて、勇壮に可愛く優雅に舞います。おめでたい時に。