沖縄県北部の古宇利島の漁船 興味深くサバニを見ていると、いつの間にか背後に、60歳半ばくらいの赤ら顔の漁師が立っていました。「昔は、このサバニで台湾や遠くはフィリピンまで漁に行ったんだ」と、私に話しかけてきました。サバニは、まるで東シナ海を眺めるかのように、海に向けて置かれていました。現役を退いたサバニは、緑りの草原で朽ち果てるまで東シナ海を見下ろしていることでしょう。
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愛知 圭
渡辺 正重
MATSUDA