恋は沢山すればいい…と友人は言ったけど、そんなに僕の心臓は強くない。出来れば一生に一度の恋で終わらせれば楽なのに…と思う。学校の帰り道、今、紛れもない君が目前 にいて通り雨が過ぎ去るのを軒下で一緒に待っている。君に実は聞きたい事があるんだ。もう僕の心臓は壊れそうなくらい鼓動をうっている。要はこの鎮め方を知らないだろうか?おかしな事を話しているよね、分かってる。けど、このままだとこの鼓動と息苦しさを、紛れもなく君のせいだ!と責任転嫁してしまいそうなんだ。僕がまだ恋をしてなかった春の日に君はさりげなく言ってたよね。「恋はかたちを探してる。だからかたちにしてあげれば、スッ…と静かになる」って。恋をかたちにするって別に難しい事じゃなかったんだね。ただギュッと君を抱きしめれたらそれだけで良かったんじゃない?けど僕は率直に受け止めて、この絵を描いた…。
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