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小山ドン足さんご本人による作品解説

販売中のご自身の作品から3点ピックアップしていただき、秘められた制作の裏側、込められた想いをお伺いしました。

死生の火
ペンキ、アクリル絵の具、木製パネル(杉板を5枚並べて結合)
横 75cm × 縦 61cm x 厚さ4cm

独立した5つの世界の融合
これは、僕の中では最初の絵なんです。いろいろ悩んで、描いていなかった時期も含め長い時間がかかったので、初期のテイストが入っている作品です。

それぞれ同じサイズの細長い板にたくさん描いたもの、10枚くらい描いたのかな、その中から5枚選び、どう配置するかを考え、くっつけて一つの作品にしました。5枚別々に描いたことによって、それぞれ5つの絵が独立した世界観やテイストを持っていて、それが組み合わさった融合感といいますか、独特な分離感といいますか、その両方があるように感じます。

作品コメントにも書きましたが、「人として死ぬことに気づいた時」に本当の意味での生を認識する、つまり火が灯る、その炎を描いています。完成した絵を見ながら、そんなストーリーが思い浮かんできてこのコンセプトを作りました。

 

cosmopolitan
ペンキ・アクリル絵の具、木板(木製の枠に作品(板)を接着)
横 33cm × 縦 24cm x 厚さ1cm

新たな一歩を踏み出した作品
木目に縛られていたところから解放された、自由な表現パターンの抽象画で、色も新しく、これまでの自分から解き放たれたような作品です。挑戦した作品であり、新しいステップの1枚ですね。

ロサンゼルスにあるギャラリーが開催していたコンクールに出すために描き始めたもので、ロサンゼルスという調和の取れた都市、僕が感じたロサンゼルスというものを表現の一つとして意識に加えて描きました。

支持体は、写真立てに木板を直接ボンドで付けたものです。額があるように見えますが、本来写真を入れる背面のところに絵を描いた板を直接ボンドでくっつけています。

 

青い花
ペンキ・アクリル絵の具、木板(木製の枠に作品(板)を接着)
横 23cm × 縦 33cm x 厚さ1cm

幸福の象徴である「青色」
花のような作品、一応薔薇のつもりです。実際に薔薇を見ながら描いたわけではなく、「cosmopolitan」と同じ感覚で何にも縛られず自由に描いていたら花に見えてきたので、そのまま花をモチーフにして描き上げました。

青い花は幸福や運命の象徴だそうで、結婚式でも青いブーケやドレスなど、女性がよく身に付けるそうです。すごく幸せを呼ぶ色らしいんですよ。青い鳥もそうですよね。人生の喜びや平和、幸福の象徴とされる青い花が描かれたこの絵を持つことで、その人たちに多くの幸せが訪れてほしい、そんな願いを込めた作品です。

小山ドン足

小山ドン足

漫画家を目指して描き続けていたが10年を区切りに新たな人生へ。壁画制作を経て、木板にペンキで抽象画を描くスタイルを確立。独学で習得したオリジナルの調色からなる鮮やかな色彩で、特徴的な絵画を制作している。

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